2019/8/8

"京都の町並み"が急速に壊れつつある

"京都の町並み"が急速に壊れつつある

"京都の町並み"が急速に壊れつつあるワケ
アレックス・カー,清野 由美
2019/03/26 09:15

京都の「町」が、外国資本の買い占めにあっている。
中国の投資会社は町家が並ぶ一角を買い取り、
そこを中国風の名前で再開発する計画を発表した。
京都在住の東洋文化研究者アレックス・カー氏と
ジャーナリストの清野由美氏は
「このままでは京都の最大の資産である
『人々が暮らしをする町並み』が消えてしまう」
と警鐘を鳴らす――。

このような、ニュースがパソコンのニュース欄から
飛び出していた。

私は、京都で学生時代をすごした。
大学のそばに、シャンクレールという喫茶店があり、
授業をさぼっては、ジャズ喫茶巡りををし、
朝なのに、真っ暗な空間の中で、音のうねりや
さわやかさを堪能し、時を過ごしていた。

そんな時間を過ごしてきた者が、町の景色を見ることは
ないように思われるが、京都は、町が人々を
包み込むような時代と歴史を感じさせてくれる。

そんな、息吹を感じさせる京都の街並みが
変わるのは、東京に住んでいる私にとっても
少し寂しい思いがする。

町並みを外国資本が一括購入(120棟らしい)
する、信じがたい行為に思えるのは、このことを
提案するアレックス・カー,清野 由美氏だけだろうろうか。


なぜか、日本が壊れていく。地域行政の中で
私たちが何し得ることはどういうことだろうか。

ただ、反対と述べるだけでは
(しないよりマシだろうが)実効性はないと思う。

行政書士として、地域行政に関与することは
多々ある。
なぜなら、行政規制の専門家であるからだ。

今後の地域の問題について、
行政手続について、行政不服審査などによって、
地域行政への何かの行動のきっかけにはならないか
と思っている。

アレックス・カー,清野 由美氏は
「皮肉にも京都は、観光産業における自身の
最大の資産を犠牲にしながら、
観光を振興しようと一所懸命に旗を振っているのです。」
と言っておられるように、日本の中の指導者の
皆さんのなかに、どこか一番大切なものの価値基準が
変わっているように思うのは私だけでしょうか。

歴史・時代の中で大切にすべきもの
それさえ、変質してしまったのかな?
ふと、思わされたニュースでした。

 本記事は、2019年3月26日seesaaブログに投稿したものですが、今回本ホームページ内に移動したため、再掲載をしたしました。