2019/10/5
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改正入管法の認知度は6割弱 |
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*改正入管法の認知度は6割弱 <ポイント> 1.外国人採用には前向き 2.実際に活用していくうえでは、法整備も含めて、受け入れ態勢がまだ十分に整っていません。 この問題は、当たり前で、我が国の典型的な政策の進め方であり、驚くことはありません。 なぜ、こんなことが起こるのか。と思っても、どうしようもないのかもしれません。日本人のDNAのように思います。日本人は、どのようなことでも、受け入れてしまえば、何とか対応しようとする受け継がれてきたものがあるように思えます。このことは、改正入管法だけではない、あらゆる分野での政策決定に共通することです。 政策決定者は、日本人を知りすぎています。日本人は何とかするものだ。そのような日本人を知っているのは、日本人だけではないのです。政策決定者の裏にいる方が日本を弱体化することを喜んでいるのかもしれません。そんな、陰謀論も思わず出てきます。 とにかく、日本は愚かな国です。私は思います。すべてを知りながらしているのではないかと。改めて、日本の長い歴史の中でこのような時期はなかったように思います。今の時代と似ている時代について語られることは有りませんが、語ることができないのが事実なのでしょう。 こんなことをふと思わせる記事でした。 詳細は参考記事をご覧ください。 <参考記事> 外国人採用には前向きでも改正入管法の認知度は6割弱 目次【本記事の内容】 6割の企業が外国人の採用に前向き
とくに、人手不足が深刻な販売・接客などのサービス職、IT・Web・ゲーム・通信等の技術職、営業職、医療・福祉・教育などのサービス職で、外国人を積極的に採用する傾向がみられます。 外国人が日本で働くことが認められるのは、入管法で定めている在留資格の範囲内です。入管法の改正で、新たな在留資格が創設されたことにより、外国人の受け入れ範囲は大幅に拡大されたことになります。 外国人向けの教育・研修が未整備という課題 ただ、国会での議論も不十分だったため、新たに創設された特定技能として認められる業種の範囲が曖昧である上、言語・文化・慣習などの教育体制、医療・社会保障をどうするのか、あるいは賃金格差による人材の都市部集中といった課題が解決されないままとなっています。 エン・ジャパン株式会社の「外国人採用に関する調査」でも、外国人採用を実施・検討しない理由の1位が「外国人向けの教育・研修が未整備」(56%)、2位が「日本語能力への懸念がある」(53%)、3位が「行政手続きの煩雑さへの懸念」(32%)となっています。 外国人労働者数は約146万人 その「外国人雇用状況の届出状況」(厚生労働省)によると、平成30年10月末現在、外国人労働者数は約146万人で、届出義務化以降では過去最高となっています。 株式会社日本総研が2019年4月に公表した「人手不足と外国人採用に関するアンケート調査」によると、8割弱の企業で若手・中堅層を中心に人手が足りず、3割の企業がほぼ全年齢層で人手不足という日本の企業の実態が明らかになっています。 その対策としては、人材育成が中心で、女性やシニアと同様に外国人の活用も重視されているのです。企業が直面している最大の課題である人手不足への対応策の一つが、外国人の採用・活用にあるということが、より鮮明になってきたと言えるでしょう。 約半数が改正入管法について「知らなかった」 「知っていた」が57%で「知らなかった」の43%を上回る結果ではありますが、むしろ、半数近くが「知らなかった」と回答しているところにこそ、問題があるのではないでしょうか。 外国人を有効に活用していくためには、語学をはじめとする教育・研修体制の充実、外国人が日本で働くうえで不利益を被ることのない社会保障などの福祉政策の見直しも必要です。 外国人材を必要とする日本の企業と、日本で働きたい外国人が、お互いに満足できるよう、こうした課題を解消し、早急に制度の改善などを行っていく必要があるのではないでしょうか。 まとめ しかし、実際に活用していくうえでは、法整備も含めて、受け入れ態勢がまだ十分に整っていません。総務・人事・労務などの管理部門は、実状に即した独自の人手不足対策を練り直す必要がありそうです。 |
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