2019/10/6

認知症を正しく知る

*認知症を正しく知る

<ポイント>

1.認知症に対する理解を深めるための講演会

2.認知症患者やその家族への支援や、地域での見守り

3.「一番頑張っている身近な人が強くあたられることが多い。燃え尽きずに接して」と呼び掛けた。

 このような講演会がいろんな場所で開かれているのはとてもよいことだと思う。

しかし、認知症の現状は、もっと知るべきではないだろうか。認知症の進んだ方々をケアするグループホームを是非見学してほしい。日本人は、物事をキレイに考えていく、また考えさせることが得意だ。そして、すべてを分かったものとし感情移入してしまうのである。

日中の施設、夜間の施設、そのあれこれがすべて認知症の方々の症例です。

最後に、一番身近な方に「燃え尽きずに接して」と締めくくるのはとても良いことであるが、それよりも、家庭でする認知症ケアがどのようなものか、もっと知らしめることが必要だと思います。

 認知症の見守りや支援については開かれれる機会は最近多くあるように思われますが、現実的な問題としての、認知症になったばあいの財産管理については、開かれることはありません。医療に法律のことをあげるのは、職域を犯すとでもいうのか。

 認知症家族の対応を講演会のなかで語られることも必要ではないかと思っています。

詳細は参考記事をご覧ください。

<参考記事>

見守りや支援など 認知症を正しく知る 富山で講演
認知症への理解を深めるため開かれた講演会=富山市安住町で

写真(省略)
 認知症に対する理解を深めるための講演会が二十五日、富山市安住町のサンシップとやまで開かれた。

 さくら内科・脳神経クリニック(同市)の松田博院長らが認知症患者やその家族への支援や、地域での見守りについて話した。

 松田院長は加齢に伴う物忘れと、認知症の物忘れの違いを紹介。体験の一部分を忘れる加齢の物忘れに対して、認知症では全体を忘れる傾向があるとした。

 家族など認知症患者を支える介助者へ向けてのアドバイスもあった。自宅にいながら「家に帰る」といって荷物をまとめる「帰宅欲求」については、一緒に自宅を出て一回りして帰宅するといった対応を紹介し、「麻酔銃のように薬を求める人もいるが、ちょっとしたことでいくらでも対応できる」として、「一番頑張っている身近な人が強くあたられることが多い。燃え尽きずに接して」と呼び掛けた。