2019/10/9

認知症、地域で見守り 徘徊高齢者声掛け訓練

*認知症、地域で見守り 徘徊高齢者声掛け訓練

<ポイント>

1.認知症になっても安心して暮らせるようにと、石岡市で16日、「認知症高齢者等徘徊(はいかい)声掛け模擬訓練」が実施される

2.主催するのは、同市内のグループホームやデイサービスを運営する21の地域密着型サービス事業所でつくる「石岡市地域密着型介護サービス事業所協議会」

3.声掛けのポイントや接し方、迅速な連絡体制などを学んでもらう

4.活動目的を「子どもからお年寄りまで地域全体で見守る」と定義

 この活動について、ふと思うことがあります。

この活動は、認知症の家族の方は参加しているのだろうか。

地域全体で見守るという目的は素晴らしい、果たしてその通りだろうか。

地域の特性もあるかもしれませんが、グループホームの施設のそばに大きな商店街のアーケードを朝方、車いすで散歩をする介護者と患者のかたを見受けることがありますが、ほとんどの方は、避けるか、遠くから見ているだけという光景が見受けられます。

これは、東京の下町の出来事です。俳諧しているかどうか、その方がどのような服装であるいているか、様子はどうなのかなどによって見かけが随分違うように思います。

そして、地域で散歩している認知症の方は、地域全員の監視下に置かれる、このことはどうなのでしょうか。思うに、家族の方は毎日生きた心地がしないだろうと思います。他人にいつもいつも面倒を欠けている家族、親がいることを想定した場合、我々、都会に住んでいる人間からすれば、逃げたい思いです。これはおかしい感情ですか、他人が面倒見てくれているのに素直に感謝はできないのかと言われるかもしれません。

それでよいのでしょうか。現場の善意で集まる活動をとやかく言う必要はありません。それよりも、国が認知症の患者の推移を数字で把握しているにも関わらず、何らの対策も示さず、民間の活動にすべて、任せているようにしか見えないのは我々だけでしょうか。対応の施策がないのでしょうか。

 この問題を、善意の見守りの言葉に集約させてはいけないでしょう。認知症患者を持つ家族の話(特に進行している方)を聞かれて、自分の家だけの問題として苦しめられている家族がどれだけいるか、それは、決して、その家族を責めることは出来ません。と言って、隠そうとしている家族に善意の安売りのように、接触することはさらに問題を大きくしないでしょうか。

 いずれにしろ認知症の問題は可及的速やかに国レベルの対策の指針が望まれます。

詳細は参考記事をご覧ください。

<参考記事>

認知症、地域で見守り 徘徊高齢者声掛け訓練 石岡で16日 接し方、迅速連絡学ぶ
2019/10/9 14:00 (JST)
©株式会社茨城新聞社
https://this.kiji.is/554534109714695265
昨年10月に市が主催した認知症高齢者等声掛け模擬訓練の様子=石岡市南台(写真省略)
認知症になっても安心して暮らせるようにと、石岡市で16日、「認知症高齢者等徘徊(はいかい)声掛け模擬訓練」が実施される。同市中心市街地で、スタッフが徘徊者役となり、市民に声掛けの仕方などを学んでもらい、地域全体で助け合う社会を目指す。

主催するのは、同市内のグループホームやデイサービスを運営する21の地域密着型サービス事業所でつくる「石岡市地域密着型介護サービス事業所協議会」(平井文彦会長)。

当日は午後2時から約1時間、いしおかイベント広場(同市若宮3丁目)からJR石岡駅まで約1キロの道路沿いを、徘徊者役のスタッフが歩き、協力要請した市民らに実際に声掛けしてもらい、声掛けのポイントや接し方、迅速な連絡体制などを学んでもらう。

同様の声掛け訓練は昨年10月、市が主催して同市南台で行った。地域の協力もあり多くの参加者を得て、声掛けのきっかけや接し方など学んだ。今回は、石岡市地域密着型介護サービス事業所協議会が、6月に「地域見守り隊」を立ち上げ、活動の一環として実施する。民間事業所が主催する同訓練は、県内初の事例になるという。

同隊は、活動目的を「子どもからお年寄りまで地域全体で見守る」と定義。お年寄り以外でも、デイサービス利用者などの送迎の時間帯が小学生の登下校の時間と重なることもあることから、スタッフが車を運転しながら、不審者などに目を光らせ子どもたちの安全も見守っている。

同協議会のメンバーで、声掛け模擬訓練の実行委員長、菊田雅明さんは「声掛けの仕方や関わり方を知ってもらうきっかけになればと思っている。民間と地域、行政が連携して地域力を上げていきたい」と話している。(高畠和弘)