2019/10/10

技能実習生の在留資格外の化粧品の容器詰めに従事・入管難民法違反

*技能実習生の在留資格外の化粧品の容器詰めに従事・入管難民法違反

<ポイント>

1.フィリピン国籍の技能実習生に在留資格外の仕事をさせた

2.山形市花楯の会社役員・杉坂知昭容疑者(46)と、妻の杉坂麗華ことスギサカ・ロウェナ・ドリスコル容疑者(42)と共謀し、経営する山形市穂積の化粧品製造会社で技能実習生の女2人に在留資格外の化粧品の容器詰めの仕事をさせた

3.調理の技能実習生として入国していた

 技能実習生の問題は、まだまだ案件が出そうです。この案件を見ても分かるように、調理が化粧品の容器詰めという安易な声かけではないかと思います。こんなことは、日本人の中小零細の工場では当たり前の光景じゃないでしょうか。

 つまり、日本では、「ちょっと手伝ってくれない」と言われれば、サービス残業的な発想で処理されるのでしょう。このことが、最近目立ち始めたのは、このようなことをどこかに駆け込むことによって、事件として取り上げるスキームができているのかもしれません。

 もっとあきらかにされるでしょう。事業主は、外国人は日本人ではない。「ちょっと手伝ってくれないか」という発想は外国人には避けるべきだ。いい時はいいがそうでないときは、それが不満になって、表面化するこれが事実ではないかと思います。

 事業主は、とても真面目で勤勉で事業をされていることでしょう。ですから、外国人がこんな会社に来てくれたと、家族同様だと錯覚して感情移入する。このようなドラマでも見ている光景を、美談で作り上げる。

 技能実習生の問題は、注視したいと思います。

詳細は参考記事をご覧ください。

<参考記事>

在留資格外の化粧品の容器詰めに従事・入管難民法違反 会社役員とフィリピン国籍の女の計4人逮捕 山形市
10/9(水) 12:23配信さくらんぼテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00010001-sakuranbo-l06
フィリピン国籍の技能実習生に在留資格外の仕事をさせたなどとして、山形市の会社役員と技能実習生の合わせて4人が8日夜、入管難民法違反の疑いで逮捕された。

逮捕されたのは、山形市花楯の会社役員・杉坂知昭容疑者(46)と、妻の杉坂麗華ことスギサカ・ロウェナ・ドリスコル容疑者(42)、ともにフィリピン国籍で山形市に住む技能実習生の30代の女2人。

警察によると、杉坂容疑者は今年5月から7月にかけて、妻と共謀し、経営する山形市穂積の化粧品製造会社で技能実習生の女2人に在留資格外の化粧品の容器詰めの仕事をさせた疑い。女2人は調理の技能実習生として入国していた。

2017年11月に外国人が不法就労しているとの情報が警察に寄せられ捜査していた。