2019/10/12

外国人受け入れへ連携 

外国人受け入れへ連携

<ポイント>

1.北海道・北東北知事サミットは9日、秋田市内のホテルで開かれ、今春の入管難民法改正に伴う外国人材受け入れ拡大に向け連携する行動宣言を採択した。外国人材が大都市に集中しないよう、偏在防止策を国に求めることも確認した。

2.「人手不足時代を迎え、外国人材への期待は高い。日本人と同様の条件で暮らし、働く。同じ人間として一緒にやっていくことが大事だ」と強調した。

3.鈴木知事は「リゾート分野で外国人労働者が急増する一方で子どもの教育環境が整わず、帰国する例もある」と説明。三村知事は「介護資格を取得しても、冬の気候が合わず、定着しない」と課題を示した。佐竹知事は「相談窓口を設けるだけでなく、日常生活の中でどう支えるかが重要だ」と述べた。

 このような採択を見ると、日本人は本当にお人好しだと思わされる。まず同じ、人間ととして一緒にやっていくことを言われるこの方はどれだけ立派な方だろう。なぜなら、外国人はその本邦の国で生まれ育ち生きてきた人々です。たまたま、一時的な経済的な関係で、その外国人のすべてを受け入れようとするこのような事を言う人は、世界は一つ、人類みな兄妹だという人々と同じ発想だ。また敷衍すると、共生という言葉を使いたがる。それが気が付かないのだろか。お人好しではなく、何かを意図して行っているのかもしれない。

 また、日常生活の中でどう支えるかは、とても立派だが、何かを忘れていないだろうか。日本人もすべてのひとの日常生活の中のことを行政がすべて参加し組織的な動きをすることなどできているのだろうか。現在外国人就労者は約146万人いるといわれている。在留資格を有している人は273万人を超えるこの外国人の方の日常の何を行政ができるのだろうか。もう子供騙し的な行政の遂行はやめるべきではないか。真摯にこの問題を受け止めるならば、日本人でさえ行政のやるべきこと十分にできていないのに、外国人など日本人と同様なことは出来ませんというべきではないか。

  あまりにも、トップが無責任すぎるその場しのぎの、素振りを見せるパホーマンスだけに長ける、トップが充満している。これでよいのか。日本の構造的な仕組みの大転換の時をこの改正入管法は示している。まだ、その場の水漏れ対応に過ぎないことをしているのか。

詳細は参考記事をご覧ください。

<参考記事>

2019.10.10

外国人受け入れへ連携 北海道・北東北知事サミット行動宣言
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/10/10/65944

【秋田市で報道部・内城俊充】北海道・北東北知事サミットは9日、秋田市内のホテルで開かれ、今春の入管難民法改正に伴う外国人材受け入れ拡大に向け連携する行動宣言を採択した。外国人材が大都市に集中しないよう、偏在防止策を国に求めることも確認した。

 達増知事と鈴木直道北海道知事、三村申吾青森県知事、佐竹敬久秋田県知事が出席。外国人材に関する宣言は▽生活支援相談窓口の事例共有と職員育成▽日本語教育やガイドブックの共有・相互利用▽児童生徒の教育▽災害時の情報発信-での連携を掲げる。

 達増知事はラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催や国際リニアコライダー(ILC)誘致、県南部の産業集積に伴う人手不足に触れ「人手不足時代を迎え、外国人材への期待は高い。日本人と同様の条件で暮らし、働く。同じ人間として一緒にやっていくことが大事だ」と強調した。

 鈴木知事は「リゾート分野で外国人労働者が急増する一方で子どもの教育環境が整わず、帰国する例もある」と説明。三村知事は「介護資格を取得しても、冬の気候が合わず、定着しない」と課題を示した。佐竹知事は「相談窓口を設けるだけでなく、日常生活の中でどう支えるかが重要だ」と述べた。