2019/10/14
|
|
AI・IOT等の利用-共創の視点 |
|
AI・IOT等の利用-共創の視点 最近の社会現象・総務省発の「超スマート社会5.0」は、どのような場面で表面化しているのか行政書士にとって覚束ないテーマかもしれない。しかし、我々の業務が、定型業務や数値的に表現可能なある程度の知的業務というならば、近々、高度化された先端技術によって代替可能になるといわれている。 これから、我々が目にする社会には文化・文明の進化・改革などという情緒的に表現するのではなく、激変する社会という単語に集約される、まだ見ぬ社会が目の前に表れることなのであろう。そこで、激変する社会は、それまでの知識・能力が通用しなくなる社会であるともいえる。それでは、知識・能力が役に立たないものになるのか、なったとき、どうしたら良いのであろうか。 しかし、激変する社会は、可能性が膨らむ社会でもあろう。 「好奇心」・「感動」でワクワクしながら未来に対していくことができるだろうか。そこで、今言えることは、自ら学ぶという能動性が必要になってくると思われる。また学ぶ方法もAI、IoT等の利用で大きく変化すると思われる。 先端技術を学んでもすぐに陳腐化するかもしれない。働いている業種も、現在は最先端の業種であっても、社会から必要とされなくなるかもしれない。なぜなら、AI、IoT等のプログラム次第で、決せられるからである。たとえば、法的事実関係を人の感情の項目を入れず数値で表わしたらどうであろうか。許認可の要件を数値的に代替可能に変える決め事を、審査基準などに入れておけば、すぐに、パソコンの入力だけで可能となろう。また、外国人の入国の問題においても、外国人の国内在留規制をシステマテックにしておれば、要件を数値的に代替すれば、在留資格など形式的なことに過ぎなくなります。 今後人生100年計画というとにかく激変する時代がくる。冷静に考え対応する柔軟性と、どんな状態になっても前向きに物事に取り組んでいけるボジティブさが今まで以上に必要であろう 私は、社会がどのように変化しても、人間の本質は変わらないものと思う。BC5000年前の旧約聖書の時代、AD2000年前の新約聖書の時代から、人間の愚かさを説き続けている。人間の能力の開発の点からは今後の社会は激変するかもしれない。しかし、本来人間が求める社会は「超スマート社会」なのかどうか、きっと誰かがそれを人に突きつける時が来るかもしれない。 そのような時代を向えるにあたって、我々行政書士は、今を生きる人々に対して法的サービスを行うものである。すると、新しい世界は、「共生」ではなく「共創」の仕組みを創ることが、大切のように思う。 |
|